受注残高とは?意味・見方・株価への影響
受注残高は、すでに受注済みでまだ売上に計上していない仕事の残量を示す指標で、将来の売上の先行指標として使われます。
計算式
受注残高 = 期首受注残高 + 当期受注高 − 当期売上高(の一部が受注に基づく企業の場合)
実際の見方
建設・機械・造船・プラントなど受注生産型の業種で重視されます。受注残高が積み上がっていれば、将来数期分の売上がある程度見えている状態を意味します。前期比の増減や、受注残高÷年間売上高(何ヶ月分の仕事を抱えているか)で水準を確認します。
注意点
受注残高は会社によって開示単位(円・千円・百万円)が異なり、業種によっては開示自体がありません。受注は将来キャンセルされることもあり、金額だけでなく採算(利益率)を伴うかどうかも重要です。
よくある質問
受注残高が多いと株価は上がりますか?
将来の売上が見えている安心材料にはなりますが、それだけで株価が上がるとは限りません。採算の良い受注か、受注残高が売上に対して増加傾向にあるかを確認することが重要です。
受注残高と受注高の違いは何ですか?
受注高はその期に新しく受注した金額(フロー)、受注残高はまだ売上化していない受注の累計(ストック)です。受注高が受注残高の増減を左右します。
どの業種で受注残高が重要ですか?
建設業、プラント・造船、機械、システム開発(受託開発)など、受注してから売上計上まで期間がかかる業種で特に重視されます。小売・サービス業ではあまり開示されません。